「テレトピアのりくら」(略称「テレのり」)は、テレマークスキーをとおして乗鞍を 活性化することを目的にして作られた、乗鞍を愛するテレマーカーの集まりです。 標高3,026mの乗鞍岳の裾野に広がる乗鞍高原。この高原をまるごと味わえるスキー場は、まさにテレマークを楽しむために存在すると言っても過言ではないでしょう。 日本屈指のパウダースノーに加え、ゲレンデ内の滑走可能エリアの広さ、眼前に広がる雄大なバックカントリーエリアに魅せられ、多くのテレマーカーが全国各地から足しげく通ってきます。
それでも「1日にかかとを上げて滑っている人を3人見ると幸せになれる」と言われるくらい、テレマーカーはまだまだ少数民族です。華麗に滑るテレマーカーがいる一方、1人で試行錯誤しながら滑っているテレマーカーも少なくありません。
雪を、テレマークを愛する仲間なのに、一緒に滑るきっかけがない。乗鞍で「てるま~く」を主宰するTAJ公認指導員の野村輝公さんに相談したところ、「じゃ、テレマークスキーのグループを作りますか」ということになりました。 野村さんの念力でテレマーク仙人のシェルパ高橋さんにも連絡をとってもらい、ここ乗鞍にテレマーカーの理想郷(ユートピア)作りを決意。多くのテレマーカーからご協力いただき、2011年2月「テレトピアのりくら」が発足しました。
滑る度に仲間が増え2013年12月現在、50人を超える大所帯となりました。
テレマークは骨格や筋力の差から、一人一人違ったフォームになります。 みんな違うから、みんな良い。ここには順位を競う相手も、敵もいません。いるのはともに滑る仲間と、乗鞍の大自然だけです。
メーリングリストを通じて一緒に滑る日を決め、かかと技術のブラッシュアップに努めています。
「テレトピアのりくら」は、ここ乗鞍がいつまでもテレマークが楽しめる、成熟したス キー文化の中心地となりますよう、以下に掲げる項目を主に活動を進めていきます。
- 仲間どうしで教えあうことによる技術向上
- 自主的トレーニングの集まりや、みんなで滑る日等の情報提供
- テレトピアのりくら祭(テレのり祭)の開催
- 参加者の個人情報保護への配慮
- みんな仲間の精神で会費なし
※注 意 全ての活動(ゲレンデ内外、オフピステ含む)において、参加・不参加は個人の自由意思に委ねられています。参加者各自の責任のもと十分に安全に配慮し、斜面の状態で滑走に自信がない場合は自ら滑走を控えてください。「テレトピアのりくら」としてはいかなる事故に対しても一切の責任を負いません。